「訪問診療」とは、医師が患者さんのお住まいに定期的に伺い、診察、治療、医学的アドバイスなどを行うことです。継続的な健康管理のために、月2回程度の頻度で計画的に訪問するのが基本となっており、体調が悪くなったときだけ伺う「往診」とは異なります。
また、定期の訪問診療に加えて、緊急時、病状の不安定な時などには24時間×365日いつでも対応します。そのときの状態に応じて、臨時で往診する場合もありますし、提携する病院への受診・入院の手配などを行う場合もあります。
訪問診療の目的は、病気の治療だけではありません。転倒や寝たきりの予防、肺炎や褥瘡(床ずれ)などの予防、栄養状態などにも配慮し、患者さんが入院を必要とする状態になることをできるかぎり未然に防ぐことも重要な役割だと考えています。
患者さんが在宅のまま安心して療養生活を続けられるよう、総合的にサポートします。
□ 点滴・注射
□ 胃瘻・経鼻経管栄養の管理
□ 在宅中心静脈栄養の管理
□ 在宅酸素療法・在宅人工呼吸器の管理
□ 気管切開カニューレの交換・管理
□ 膀胱留置カテーテルの交換・管理
□ 膀胱瘻の管理
□ 人工肛門の管理
□ 褥瘡治療
□ 胸水・腹水穿刺
□ 医療用麻薬を用いた疼痛緩和ケア 等
□ 基本的な体調チェック(血圧、体温、脈拍、血液酸素飽和度など)
□ 血液・尿検査
□ 心電図
□ 超音波検査